工具を選ぶ

【ツールバック】これだけ揃えれば安心!エアコン工事の必須工具リスト

電気工事を始めたばかりの頃、ホームセンターに行っても「どれを買えばいいのかわからない」と立ち尽くしたのを覚えています。
実際にエアコン工事で本当に使う工具は思ったより少なく、きちんと選べば、軽くて動きやすい現場スタイルをつくることができます。

この記事では、僕が実際に現場で使っているツールバックの中身を紹介します。
これからエアコン工事を始める方の参考になれば嬉しいです。

ツールバックの考え方

僕は「いかに少ない道具で、きれいで、早い作業ができるか」を大切にしています。

基本スタイルは 腰道具+ツールバック
配管や電線などの必要部材をまとめて現場に持っていきます。

工具は使ううちに、自分の身体の一部のように馴染んできます。
日々少しずつ使いやすく整えていくのも、職人の楽しみの一つです。

ツールバック

このキャリーバッグに必要な道具を入れて、現場に持っていきます。
サイズ感がちょうどよく、肩掛けできるので持ち運びが楽です。

※以下のリンクは、僕が実際に使用している製品の参考リンクです。

真空ポンプ

自分はツールバックの中に真空ポンプを入れています。

真空ポンプはエアコン工事の仕上げに使う道具です。エアコンのガスが通る冷媒配管を真空状態にしてガス漏れをチェックできる道具になります。

僕はマキタの18Vタイプを使用しています。
同じマキタバッテリーで工具を統一しているため、現場での効率も良くなります。

真空ポンプ

真空ポンプ本体のみでは機能しません。

以下の道具が必要となります。

主な工具と道具

フレアツール

配管の先端をラッパ状に加工する道具。
BBKの電動タイプを使っています。軽くて精度が安定しているのが気に入っています。

ドライバードリル

主にフレアツールを動かす時に使用しています。フレアツールは手動でなく電動のタイプを選択しています。

トルクレンチ

配管のナットを適切な力で締めるために使います。
「カチッ」と音がするまで締めればOK。
ガス漏れ防止の基本になるので必ず使っています。

ナイログ

配管の接続部に薄く塗ってガス漏れを防ぐペーストです。
目に見えない小さな漏れを防ぐ、“職人の安心材料”のひとつです。

六角レンチ

室外機のバルブ開閉に使用。
小さな工具ですが、忘れると作業が進まない大事なアイテムです。

ミニドライバー

壁ぎわなど、普通のドライバーが入らない場面で活躍。
ツールバックの隅にひとつ入れておくと助かります。

マジックリン

作業後の清掃に欠かせません。
室内機の汚れや壁面の汚れをしっかり落とせるので、現場をきれいに保てます。

まとめ

今回は、僕のツールバックの中身を紹介しました。

道具を整える時間は、自分の心を整える時間でもあります。
自分の手に馴染む道具を少しずつ揃えていくことで、仕事がどんどん楽しくなっていきます。

最初は真似からで大丈夫です。
現場で使いながら「自分に合う形」を見つけていけば、
それが自然と、あなたの“職人スタイル”になっていきます。