技能試験に合格するためには、正しい工具と材料を揃え、反復して手を動かすこと が何より大切です。
この記事では、僕が実際に購入して使った
「工具セット」「練習用部材」「補充で買った電線」
の3つを紹介します。
さらに、僕が初めての技能試験で 不合格になった理由 も正直に書いています。
これから挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
目次
- 僕が技能試験のために揃えたもの一覧
- ① 工具セット|HOZAN DK-28(初心者はこれでOK)
- ② 練習用部材セット|HOZAN DK-51(1回分)
- ③ 電線は追加購入がほぼ必須(ホームセンターで買い足し)
- 【体験談】初めての技能試験で不合格になった理由
- まとめ|正しい道具+反復で必ず合格できます
僕が技能試験のために揃えたもの一覧
結論、以下の3つです。
- HOZAN DK-28(工具セット)
- HOZAN DK-51(材料セット・1回分)
- 追加の電線(VVF1.6mmの3芯:黒・白・赤とVVFの1.6mmの2芯)
これだけで合格できます。
実際、僕はこの3つだけで本番に臨み、無事合格しました。
① 工具セット|HOZAN DK-28
初心者の方にはこのセットが最適です。
技能試験に必要な工具がすべて揃っており、
特に優秀なのが VVFストリッパー(P-958)。
電工ハサミより安全で扱いやすく、
第二種電気工事士の練習には必須と言っていいアイテムです。
今も現場で使っている愛用品です。
▼ 僕が使用した工具セット
ホーザン(HOZAN) DK-28
② 練習用部材セット|HOZAN DK-51(1回分)
技能試験は、事前に 候補問題13問 が公開されています。
HOZANの部材セットは、この13問のうち 1回分 を再現できます。
つまり「全部1回作れる」構成。
ただ、実際には1回では足りません。
僕の場合は…
- 1周目 → まったく理解できない
- 2周目 → 手順を覚えてくる
- 3周目 → やっと形になる
という感じでした。
▼ 僕が購入した材料セット
ホーザン(HOZAN) DK-51(1回分)
③ 電線は追加購入がほぼ必須
これは僕の実体験ですが、
最初これは僕の実体験ですが、
初めての技能試験で不合格になった時、練習用の電線をすべて使い切ってしまいました。
そこでホームセンターで下記の電線を追加購入しました。
- VVF1.6mm(3芯):黒・白・赤
- VVF1.6mm(2芯):黒・白
本来なら、技能試験の候補問題には VVF2.0mm を使う箇所があるのですが、
当時はお金がもったいなかったので、僕は 2.0mmの部分もすべて1.6mmで代用して練習 しました。
◎ 結論:予算が厳しければ 1.6mm だけでも練習できる
練習用としては 1.6mm でも問題ありません。
実際、僕は 1.6mmだけで練習し、本番に合格 しました。
ただし——
◎ 予算に余裕があれば「2.0mmも揃える」のが理想です
理由は以下のとおり:
- リングスリーブの圧着の感覚が変わる
- 中スリーブの刻印中の箇所がやりづらい(※要練習です)
- 本番では2.0mmがでるので2.0mmの存在を忘れる可能性がある
圧着工具での「締め込みの感覚」が、1.6mmと2.0mmでは明確に違います。
なので、可能であれば本番と同じ
VVF2.0mmの2芯と3芯
も揃えて練習しておくのがベストです。
◎ 僕のおすすめスタイル(節約バージョン)
- 最初の2周 → 全部 1.6mm で練習(コスト節約)
- 最後の仕上げ1周 → 本番出題のケーブルだけ2.0mmを少量追加
これなら費用を節約しつつ、
本番の2.0mmの感覚も掴めます。
【体験談】初めての技能試験で不合格になった理由
今だから笑って話せますが、当時はかなりショックでした。
❌ ミス①:電線の寸法を間違えて切った
1問目の電線を切るとき、
緊張で寸法を間違えて一発アウト。
その瞬間、頭が真っ白になりました。
❌ ミス②:なんとかリカバリーしようと焦って作り続けた
「どうにか繋げないか…!」と焦って手を動かしましたが、
切った電線は 規定寸法の50%以下。
これでは欠陥事由に該当してしまいます。
❌ ミス③:最後は時間切れで確認作業ができなかった
焦っていたので、最後に行うべき
- 心線の露出確認
- スリーブと圧着マークの確認
- 複線図と実際の結線の確認
などができませんでした。
今思えば、他にもミスがあったかもしれません。
その後どうしたか?
→ 電線を買い足し、「全部の候補問題」を徹底反復しました。
1回目の試験では、
「材料がもったいない」と思って 練習量をケチっていた のが正直なところです。
その結果、寸法ミスで不合格。かなり悔しかったです。
「もう二度と不合格にはなりたくない」と思い、
そこからは 毎日1問以上、技能試験の 約1ヶ月前から前日まで 練習しました。
やったことはシンプルで、ひたすらこの繰り返しです。
- 複線図を描く
- 課題を作成する
- 仕上がりを確認する
最初は「間違えたところだけをやろう」と思っていましたが、
途中からは 13問すべてをまんべんなく反復 しました。
電線が足りなくなったら、そのたびにホームセンターへ行って追加購入。
お金はかかりましたが、不合格でもう半年待つよりずっと安い と割り切りました。
最終的には、
- 候補問題13問を
- 制限時間内に
- 落ち着いて最後まで作れる状態
まで持っていけました。
その状態で本番に臨んだことで、
心にも時間にも余裕が生まれ、無事に合格することができました。
まとめ|正しい道具+反復で必ず合格できます
第二種電気工事士の技能試験は、
正しい道具を揃えて、反復練習すれば必ず合格できます。
この記事で紹介したのは、実際に僕が使って合格できたセットです。
🔧 この記事で紹介した工具・材料まとめ
●HOZAN DK-28(工具セット)
●HOZAN DK-51(部材1回分)
●VVF1.6mm3芯と2芯 追加購入用
追加で必要になる電線は、
お近くのホームセンターで手に入ります。
もし見つからない場合は、店員さんに
「VVFの1.6mmの2芯(黒・白)と3芯(黒・白・赤)」
と伝えれば、すぐ案内してくれます。


