はじめの頃は、作業中に使った道具をそのまま床に置いていました。
あとで拾えばいい、そう思っていました。
けれど気づいたんです。
一番仕事が早く、正確にできるのは、
道具がいつも“決まった場所”にあるときだということに。
定位置にないと、使いたいタイミングで道具が見つからない。
それだけで作業の流れが止まり、気持ちも乱れてしまう。
焦りや苛立ちが生まれると、仕事そのものに影響が出ることもありました。
腰道具も、道具箱の中も、
定位置を決めて、使ったら必ず戻す。
たったそれだけで、現場の流れが驚くほど整いました。
不思議なもので、
道具を整えると、自分の心も少し整う。
焦りや雑音が減って、静かに集中できる。
今ではそれが、仕事をはじめる前の小さな儀式になっています。
											
						
						
						
												
						
						
						
												
						
						
						
												
										
					
